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採用課金型は採用時に企業への課金が発生すると思うのですが、そもそも採用されたという事実をどのように把握するのでしょうか?
これはずばり、今主流である求職者へのお祝い金の支払いという事になります。
通常サイトの機能として、企業側側が管理画面上で採用、不採用のステータスを求職者毎に振り分けられる機能がついておりますが、意図的に、というケースもありますが、企業側の人事担当が忙しく、採用、不採用のステータスを振り分ける時間が無く、ずっと対応中のまま応募やスカウトが放置されるケースも大変多くあります。
この場合、企業側に正確な採用通知を期待することが難しくなります。そなると運営側も請求できるはずの案件も把握できないまま、損失に終わってしまいます。
であれば、求職者側に「採用したよ」と通知してもらう機能が必要だという事で考えられたのが、お祝い金なのです。
お祝い金とは、求職者が採用決定した場合に、申請することが出来、企業側からも採用の確認が取れたら、その求職者にお祝い金が支払われる制度です。
言い方は悪くなりますが、「お祝い金をあげるから、採用したら運営事務局に伝えてね」という事ですね。
これを実装することにより、企業側への不正の抑制にも働きますし、ぐんと成約把握の確率がアップします。
あります。どのような手段をもってしても、漏れは発生します。
企業側への催促メール、一定期間ステータス放置経過による自動課金(企業からのクレームが多い)など、漏れを回避するための機能を考えれば考えるほど、企業にとっては少々面倒なシステムになっていきます。
忘れによる漏れであれば、催促メールで解決できますが、意図的に採用を通知してこない場合、しかも求職者からお祝い金の申請が無い場合、採用を把握するのは困難を極めるといえます。
ただ、成功されている企業さんからの意見としては、そのような忘れによる漏れでも、意図的な通知漏れだとしても、そこは必要経費として盛り込んで運用をしています。
マイノリティーである意図的な採用通知漏れ(不正ですよね)のためにマジョリティーである真面目で真摯な企業さんの手を煩わせすぎるのもどうかと思います。特にとにかく求人情報を増やしたい運営初期は、あまりそこに敏感になりすぎないほうが、良いと思われます。
お祝い金の額は、企業より徴収する採用課金額から逆算をして考えるようにします。
単純に、採用課金額 – お祝い金 が運営事務局への収益となりますので、採用課金額とお祝い金の額が近ければ、収益もそれだけ薄くなってきてしまいます。
お祝い金の前にまず、企業に対する採用課金額を考える必要があります。弊社のクライアント様の平均として、扱う業種の平均年収に対して3%~10%以下に設定しているケースが多いです。
例えば介護士の場合、平均年収は250万円~350万円前後となりますが、その5%~15%となると、7.5万円~35万円の手数料という事になります。15%は有料職業紹介の20%の手数料に近いため、高すぎるので5%として考えてみましょう。
平均年収300万円と仮定して、その5%は15万円となります。その15万円の経費(確認諸々、支払い手続きなど ※お祝い金は含まず)は約20%ほどの3万円。そうなると、15万円から経費である3万円を差し引いた12万円から計算して、お祝い金を設定する必要があります。
原価を30%と想定すると、すでに経費で20%を使っているので、15万円に対する10%、つまり1.5万円前後をお祝い金として設定する計算となります。
このように求職者へどれだけのお祝い金を設定するかではなく、どれだけの手数料をまず企業へ課金するのか、いや課金できるのか?を考えてから、お祝い金の額を考える必要があるという事を頭に入れておいていただけたらと思います。
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