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求人サイトを運用するにあたり、どこで、またどのように収益を得られるのでしょうか?
以下一般的な求人サイトの解説をいたしますが、以下で説明する機能はほぼすべて弊社のパッケージに同梱されているという前提にてお読みくださいませ。
求人サイトとは「お仕事を探している求職者」と、「人材を求めている企業」をマッチングする目的・機能を持っているサイトを意味します。つまり、求人企業と求職者のマッチングサイトと言えます。
「職種(IT、薬剤師、看護師など) 求人」や「地域名(東京都、関東、愛知など) 求人」という組み合わせでGoogleにて検索をしてみると、大手から、小規模、特化型の求人サイトなど様々な分野・カテゴリでサイトが作られています。
どの求人サイトを見てもほぼやっていることは同じで、求職者視点だと、求人企業が掲載している求人情報を検索でき、応募ができ、サイトによってはサイト内の機能で面接調整まで行い、その後の採用、不採用通知までをサイト内で行う機能が備わっているケースもあります。
デザインでの見せ方、検索方法などは違えど、同じ求人サイトの括りでいえば、求人企業と求職者をマッチングさせるというモデルもまたほぼどれも同じ形態という事になります。
求人サイトの収益モデルとして一番メジャーなのが、求人企業からの料金徴収となります。その料金徴収の種類は様々ですが、以下では大きく4つに分けて解説します。(1)掲載課金型、(2)採用課金型、(3)応募課金型、(4)基本料金以外で収益を上げるオプション課金(スカウト機能など)です。なお、運営形態によっては、求職者側から手数料・会費などを徴収するケースもあります。
一般的な求人サイトは、求人企業が職種や雇用形態、勤務地ごとに個々に求人情報を掲載できるようになっています。これは単純に求人情報が多ければ上位に表示されるよね、という事ではなく、職種、雇用形態ごとに、募集要項は変わるはずなので、であれば、個々にそれらのページを作りこんで、内容の濃いページを複数作った方がサイト内PVや滞在時間なども稼げるし、また流入キーワードも求人数分稼ぐことが出来るという事になります。
例えばITで考えるとわかりやすいのですが、弊社のような制作会社の場合、デザイナーとディレクター、エンジニアとでは、募集内容、募集背景などが変わります。
デザイナーとエンジニアとでは、求められる技術が違いますし、その他募集要項もことなります。それらを上手く1ページにまとめることが出来れば良いのでしょうが、なかなか難しく、無理やり1ページにまとめても求職者からすると見辛いものになってしまいます。
であれば、分けてしまった方が求職者にもありがたいし、求人数が増える分SEO的にも有利な構造となります。さらにはIndeedやGoogleしごと検索といった求人検索エンジンでも、「1つの求人ページにつき1職種・1勤務地」という掲載ルールが設けられていますので、ほぼどの求人サイトを見ても、同じような求人ページの構成・仕組みになっています。
上記を踏まえ、掲載毎の掲載費用を徴収する場合、これもパターンがありますのでしっかりと解説をしていきたいと思います。
「4週間で1職種(1枠)〇〇万円」といったように、期間と掲載できる求人件数(枠)がガッチリ決まっている、日本の求人広告で最も伝統的なモデルです。
上記で説明した通り、原則「1つの求人ページにつき1職種・1勤務地」という掲載ルールに則る形になりますので、同じ職種でも二つの勤務地であれば2枠、一つの勤務地でも二つの職種であれば2枠といった感じです。
もちろん求人サイトによっては、同じ職種であれば、複数の勤務地で複数の求人ページ作成・募集をしてもまとめて1枠とみなすといった例外的な形態もあります。
実際の例
リクナビNEXT、マイナビ転職、doda、タウンワーク、バイトルなど
特徴
掲載枠の大きさに加えて、表示順位(上位表示プランなど)や文字数・写真の数でプラン(松竹梅)が分かれていることが多いです。
メリット・デメリット
最近では様々な業態に浸透しているサブスクリプションモデルですが求人でも例外ではなく「月額〇〇万円で、求人票を何件でも出し放題」という、近年、SaaS型の採用プラットフォームなどで非常に増えているモデルとなります。お祝い金が廃止されてからは、弊社のクライアントでもこのパターンが増えています。
実際の例
Wantedly(月額定額制)、エンゲージ(基本無料・無制限で、有料の露出強化プランあり)
特徴
職種や勤務地ごとに細かく求人ページを分けても追加料金がかからないため、SEOや検索エンジン対策(Indeed等への連携)と非常に相性が良いです。求人サイトはもちろん質にもよりますが求人数が多い方がSEO的なメリットが多いため、数を集めるという意味では掲載課金型では一番展開がしやすいモデルとなります。
メリット・デメリット
求人の掲載自体は無期限・無制限で無料(または超低価格)とし、「特定の求人を2週間だけ検索結果のトップに固定する」「装飾をリッチにする」といったオプションに対して期間固定で課金するモデルです。
サブスクリプションモデルよりも、求人情報の獲得が容易なため、求人数に重きを置きSEO効果を最大限に発揮することが出来ますが、収益化(マネタイズ)の難易度が極めて高く、無料で利用できるユーザーの大部分は、最後まで無料のまま使い続け、一般的にフリーミアムモデルで有料プランに移行するユーザー(コンバージョン率)は数%〜10%未満と言われており、事業として黒字化するまでに長い時間と体力(資金)が必要となります。
弊社の数百を超えるクライアントの中でも採用しているのは比較的規模感の大きな、資金力のある2社のみとなります。
実際の例
Indeed(スポンサー求人※クリック課金ですが露出強化の意味合い)、求人ボックス、スタンバイなど
特徴
掲載ハードルを極限まで下げることで、まずは圧倒的な求人数(データベース)を確保することを優先する戦略です。
メリット・デメリット
ここまで3つの掲載課金型モデルを解説してきましたが、「どのモデルが一番優れているか」という絶対的な正解はありません。運営側の「営業力や資金力」と、ターゲットとする業界の「採用ニーズ(常に募集しているか、スポット採用か)」によって、最適な形は異なります。
まず大前提としてお伝えしておきたいのは、掲載毎の課金モデルは、成果報酬型の求人サイトと比較すると、「予想できない成果(採用できるかどうか分からない状態)」に対して企業に事前にお金を払ってもらう仕組みであるため、掲載獲得のための営業力がより一層必要になるということです。
掲載自体で費用を徴収できるため、掲載数が増えて軌道に乗れば非常に安定した収益基盤となりますが、弊社のクライアント様からも「運用初期の営業が想像以上に難しい」というお声をよく伺います。
とはいえ、決して悲観する必要はありません。多くはありませんが掲載毎の課金モデルでの成功例もしっかりと存在します。「立ち上げ時の営業が難しい」というだけで、ビジネスモデルとして成り立たないわけではなく、職種や業界の採用慣習によっては、採用単価が青天井になる成果報酬型よりも、予算の見通しが立つ「掲載型」のほうが好まれるケースも実際にあります。
自社に合ったモデルを選ぶ目安
営業力に自信がある、または特定の業界・地域に特化していて独自のブランド力がある場合におすすめです。ただし、企業側の「少しでも安く済ませたい」という心理に配慮し、弊社クライアントの事例のように「〇職種・〇勤務地までは1枠料金とみなす」といった柔軟なプラン設計を取り入れることが、現代のSEO・Indeed対策と両立させるコツです。
現在最もバランスが良く、主流になりつつあるモデルです。企業側も「出し放題」のメリットを感じやすく、SEOや求人検索エンジンとの相性も抜群です。毎月の継続収入(ストックビジネス)の基盤を作りたい場合や、飲食・小売・ITなど年間を通して採用ニーズがある業界をターゲットにする場合に最適です。
まずは利益を度外視してでも求人データベースを爆発的に拡大させ、後からマネタイズを考える「資本力勝負」のモデルです。黒字化までの道のりが長いため、潤沢な資金力があり、かつシステムによる自動化で運営の人件費を極限まで抑えられる企業向けのハイリスク・ハイリターンな選択と言えます。
求人サイトの構築においては、システム的な機能だけでなく、こうした「ビジネスモデル(料金体系)の設計」が事業の成否を大きく左右します。
まずは企画段階で、ターゲットとする企業数社に「どのような料金体系なら掲載したいと思うか」を直接ヒアリングしてみることを強くお勧めします。ターゲット業界のリアルな声と、自社が割けるリソース(予算・人員・営業力)をしっかりとすり合わせ、もっとも勝率の高いモデルを選択してみてください。経験豊富な弊社にお問い合わせをいただければ、そのあたりも含めて深く提案をさせていただきます。
現在、企業側の導入ハードルが最も低く、実際に弊社にクライアントが最も多く採用しているのが「採用課金型(完全成果報酬モデル)」です。これは、求人広告の掲載自体は無料で、サイトを通じて求職者の採用(入社)が決定した時点ではじめて求人企業に対して課金が発生するというモデルです。
このモデルを運用する上で最大の壁となるのが、「サイト経由での採用が本当にあったのか」をどのように把握するかという点です。システム上には当然、採用・不採用のステータスを管理できる機能が備わっています。しかし、企業側が忙しさから採用通知(ステータス変更)を忘れてしまうと、いつまでもサイト側に課金が発生しません。さらに厄介なのが、悪質な求人企業が「意図的に採用通知をせず、課金を免れようとする(いわゆる採用隠し・中抜き)」というリスクです。
企業の採用隠しや通知忘れを抑止する目的で発明され、一時期多くの求人サイトで導入されていたのが「お祝い金」という仕組みです。
これは、サイトを通じて採用が決定した場合、サイト運営者から求職者に対して「入職おめでとう!」と一定の金銭を支払う制度です。この仕組みがあることで、求職者自身からサイトへ「採用されました」という申告(お祝い金の申請)が上がるため、企業が隠ぺいしようとしてもサイト側が採用の事実を把握でき、また不正抑止力にもなる、という非常に合理的な相互監視システムとして機能していました。
この運用を実現するため、弊社のシステム等でも「求職者のエントリー情報」と「企業の採用ステータス」、そして「求職者からのお祝い金申請・払い込み状況」を紐づけ、管理画面で一元管理し、即座に不正を検知できる機能を実装していました。
しかし、現在この「お祝い金」をフックにしたモデルは、法改正により原則として利用できなくなっています。
厚生労働省は、お祝い金という金銭的インセンティブが「労働市場における適切な需給調整を歪める」「お祝い金目当ての早期離職や不要な転職を助長する」として、段階的に法規制を強化してきました。
これにより、現在では現金だけでなく、ギフト券や電子マネーのポイントなど、金銭と同等のものを「就職が決まった報酬」として求職者に提供して応募を勧奨することは違法となっています。
実際、弊社が制作や運用管理を任せていただいている数百の求人サイトにおいても、かつてはこの「採用課金×お祝い金」の組み合わせが主流でした。そのため、法改正による規制強化のタイミングでは、各サイトからお祝い金の表記を一斉に非表示化し、システム上の申請フローを停止する改修対応に追われ、まさに業界の転換期を最前線で経験してまいりました。
お祝い金という強力な監視ツールが使えなくなった現在、採用課金型モデルを成立させるためには、システム機能と運用ルールの両面から新たな対策を講じる必要があります。
採用が決定するまで収益が発生しないため、立ち上げ初期はキャッシュフローの計画をしっかり立てておく必要があります。しかし、これは裏を返せば「初期費用ゼロなので企業様には一切リスクがありません」という最強の営業トークが使えるということです。
掲載のハードルが極めて低いため、初期の求人データ(企業数)を圧倒的に集めやすく、一度軌道に乗って毎月コンスタントに採用(売上)が生まれるサイクルに入ってしまえば、非常に強力で安定したビジネスモデルになります。
また、前述した「状況確認のオペレーション(追客)」も、一見すると手間に感じるかもしれません。しかし、大部分は弊社のシステムで自動化できるうえに、電話で状況確認を行うタイミングは、企業と関係性を深め「他に募集したい職種はありませんか?」「上位表示のオプションはいかがですか?」と次回提案に繋げる絶好の営業チャンスにもなります。
また、体力のある大手求人サイトは「掲載課金型」を主軸にしていることが多いですが、新規参入や中小規模の求人サイトの場合、最初から大手の真似をする必要はありません。実際、弊社が支援してきたサイトの中には、「まずは営業ハードルの低い採用課金型でスタートして掲載企業(求人数)を一気に集め、サイトに集客力がついてきた段階で、確実に上位表示させるための『掲載固定型のオプション』を追加導入する」というハイブリッドな戦略で着実に収益化を成功させているケースも多数あります。ビジネスモデルは、サイトの成長フェーズに合わせて柔軟に進化させていくことも可能なのです。
今最近ではほとんど例を見ませんが、応募課金型という課金方法もあります。
求職者が求人情報に応募したタイミングで課金してしまうという方法です。または、求人企業が応募に対してアクションを起こしたタイミングで課金をするという方法もあります。一部、面接に至ったタイミングで課金というケースもあります。ただし把握が難しく、やはり主流ではありません。
応募課金の場合は、企業が募集していないような人材からの応募があったとしても課金してしまうため、運営者はそれらの扱い・調整に気を使います。例えば、これもITの例でいえば、エンジニアを募集しているのに、ディレクターからの応募があっても課金がされてしまいます。
これをクレームとして受け付けるか、そうでないかは、運営者のポリシーにもよりますが、その調整に手間がいります。実際に弊社でも採用側として応募型の求人サイトに求人情報を掲載したことがあるのですが、応募の質が良くない場合でも課金対象となるのは、なかなか難しいと思い、応募が2件ほど発生したタイミングで、求人情報の配信を停止した経験があります。
見合わない応募が多数発生しても、企業側にそれを負荷と思わせないほどの、低価格を設定できればそうでないのかもしれません。ただ、現状弊社のクライアント様にて応募毎の課金を採用しているのは0件でございます。
応募ではなく、面接に至ったタイミングで課金というケースもありますが、こちらもほぼ採用はされておらず、やはり難しい課金モデルといえるかと思います。
◆基本料金を底上げし、収益を最大化する「オプション課金」
これまでに解説した「掲載型」「採用課金型」「サブスク型」といった基本の料金モデルだけでも求人サイトは成り立ちます。しかし、サイトが成長し掲載企業が増えてくると、「もっとお金を払ってでも他社より目立ちたい」「自社の魅力をより深く伝えたい」「採用業務自体を手伝ってほしい」という企業の多様なニーズが必ず生まれます。
そこで重要になるのが、基本モデルと組み合わせて顧客単価(LTV)を引き上げる「オプション課金」の設計です。代表的なアプローチを3つのカテゴリーに分けて解説します。
システム的にアプローチし、求職者の目に触れる機会を増やす定番のオプションです。
求人原稿に「通常」と「プレミアム」などの階層(松竹梅)を設ける手法です。
例えば掲載型の場合、通常プラン(2週間:5万円)に対し、プレミアム(2週間:8万円)と設定します。採用課金型でも、通常は採用時10万円のところ、プレミアムは採用時15万円とし、単価を高く設定してくれた企業の求人を検索結果で優先的に上位表示させるアルゴリズムを組みます。
単なる上位表示だけでなく、「プレミアム限定で動画が掲載できる」「画像が大きく表示される」などの視覚的な差別化を演出します。
検索結果とは別に、トップページやサイドバーなどの目立つ箇所に「注目の企業」としてロゴやバナーを固定配置するオプションです。今すぐ転職する気がなくてもサイトを眺めている「潜在層」へのブランディングに効果的で、サイト運営側には安定した月額収益(広告枠収入)となります。
企業から求職者に直接アプローチできる機能ですが、これを無償にしてしまうと、企業は手当たり次第にスパムメールのように一斉送信してしまい、求職者にとって迷惑なサイトになってしまいます。あえて「100通5万円」などの有料オプションにすることで、一通一通の重みが増し、企業も本当にマッチする人材を厳選するようになります。結果としてサイトの健全性とマッチングの質が保たれます。
※スカウト機能は当パッケージに最初から実装がされておりますが、求職者の数を露呈する機能のため、最初は閉じて置くケースが多いです。
サイトの枠を提供するだけでなく、運営側がクリエイティブに関わることで高単価を狙うオプションです。
通常の求人原稿フォーマットだけでは伝えきれない、企業のカルチャーや社長のビジョン、現場で働く社員のリアルな声を深掘りする「インタビュー記事」や、サイト独自の「特集記事(例:働き方改革を推進する企業特集など)」を作成するオプションです。
求人情報ではなく「読み物」として求職者に刺さるため、共感を生みやすく、ファン作りに絶大な効果を発揮します。プロのライターやカメラマンをアサインするため、数十万円〜という高い客単価(スポット収益)が見込める強力な商材です。弊社のお客様でも軌道に乗っているサイトは実施しているサービスとなります。
「募集はしたいが、原稿を書く時間がない」「どんな文章が求職者に響くか分からない」という企業向けのサービスです。サイト運営側(または提携ライター)がヒアリングを行い、SEOに強く魅力的な原稿を代行作成します。企業の掲載ハードル(手間)を下げると同時に、サイト全体の情報の質を高く保てる一石二鳥のオプションです。最近では動画SEOに寄与するという事で、動画作成代行を実施している企業もあります。
企業の人事担当者の「手間」を巻き取ることで収益化するサービスです。
システム的なオプションではありませんが、応募が来た後の「初回メッセージ送信」「面接日程の調整」「一次スクリーニング(条件確認)」をサイト運営側で代行するサービスです。
特に中小企業では採用専任の担当者がおらず、通常業務の合間に対応するため、求職者への連絡が遅れて他社に逃げられるケースが多々あります。この歩留まりを改善するサポートを行うことで、企業に喜ばれるだけでなく、特に「採用課金型モデル」において確実に入社(売上)まで結びつけるための強力な打ち手となります。
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