求人情報が増えると
反響(応募)が増えるのは本当ですか?

求人情報が増えると反響(応募)が増えるのは本当ですか?

求人情報が増えると反響(応募)が増えるのは本当ですか?

運用初期は求人情報を出来る限り多く集めることに注力すべきと言いますが、数が多ければ良いのでしょうか?

求人情報が増えることにより、反響(求人へのエントリー・応募)が増えるかどうかは、基本的な内部SEO施策がされているか、されていないかで大きく変わってきます。

求人情報は少なないより多い方が良いのは当然です。ただ、求人情報を多く掲載しているサイトでも、内部SEO施策がされていないせいで、充実した求人数に比べてアクセスが著しく少なく、反響数も少なすぎるサイトを多く目にしてきました。

「内部SEOがしっかりしていれば、求人数が多いほど反響数も多くなる」となると話は簡単そうなのですが、具体的になぜ内部SEOがしっかりしていると求人数に比例して反響数が増えるのか?また、その内部SEOとは何なのか?を専門用語の使用はできる限り控え、分かりやすい表現で解説していきたいと思います。

求職者の流入経路を把握することで見えてくること

東海に特化した求人サイトを運用していたとしましょう。いきなりですが、求職者は求人情報をGoogleなどの検索エンジンにて「東海×求人」とはあまり検索しません。

東海地方の平均通勤時間は35分前後です。つまり今住んでいる場所から35分圏内での転職先を探すのが平均的な考え方となります。そうなると、よほどの事情が無い限りは都道府県を1つ以上またぐであろう「東海×転職」という大きなエリアのくくりで検索はしないということになります。

県境に住んでいない限りは都道府県というくくりでも検索は少なく、「名古屋市×求人」などといった市区単位での検索をする求職者が圧倒的多数となります。

もちろん職場優先で、転職先に合わせて引っ越し・大移動をする人たちもいますが、それはやはりごく少数にとどまります。

東海に特化した求人サイトの場合、トップページで施策できるSEOワードは、「東海、転職、求人サイト」などになりますが、「東海×転職・求人」といったくくりが大きすぎるワードの検索数は、「市区×転職・求人」といった現実的な膨大な検索ワード群に比べてごく少数になります。

ですので、トップページのSEO施策よりも、東海に存在する「すべての市区名×転職・求人」のキーワードを強くすべき下層ページのSEOを強くすることが重要になってきます。

求職者の流入経路

下層ページがGoogleの検索結果に拾われる作りになっているか?

東海には814の市区が存在します。

名古屋市 求人 豊田市 求人
岡崎市 求人
豊橋市 求人
などなど、、、

814もの市区に対するキーワードをSEO的にどのように強くできるのか?

1ページに施策できるSEO的キーワードは多くなく、2ワード~3ワードとなります。昔は1ページに多数のキーワードを無理やり詰め込んで、幅の広いワードでSEO効果を期待した作りが主流でしたが、現在はサイト全体の専門性、ページの専門性の高さがより評価されるようになり、

幅広い情報を、浅く扱っていくよりも、ページごとにターゲットとする少ないキーワードに関する情報をより濃く、深く取り扱った方が専門性を高く評価する現在のSEOには有利に働くようになっています。これはGoogleのアルゴリズム云々ではなく、閲覧者がそれを望んでいることですよね。

例えば、求人サイトの構築を考えている場合、一般的なホームページを作成している会社より、私たちのように求人サイトに特化している専門的な会社の方が、まさにこのページのように、具体的な運用ノウハウや構築に関する情報などを深く紹介しているため、訪問者はサイトに長時間滞在し、他のページも見てくれるなど、Googleに良い評価を与える動きをしてくれ、「求人サイト 構築」などといったキーワードでの検索結果順位が上昇しやすいという事になるのです。

1ページごとにユーザが求めている専門的な固有のページを生成しキーワードの網羅率を高めるには、求職者が検索するだろうキーワードの組み合わせ毎(該当エリア内の全ての市区×転職・求人)に、それに特化した下層ページを存在させることが必要になります。

東海の場合、「814市区×求人」=814ページがそれぞれ下層ページとして存在させることで、それぞれのページが「市区×求人」というキーワードが施策されます。この814ページ、つまり814通りのキーワードの掛け合わせでの流入口が存在するのと、しないとでは流入数は雲泥の差となります。

たとえ求人数が多くても、このようにGoogleに下層ページ自体がインデックス(検索結果に表示がされる)される仕組みになっていないサイトは、施策できるはずのキーワードを大幅に落としてしまうことになります。

Googleの検索結果

ここが重要!むやみに下層ページを生成すれば良いわけでは無い

キーワードの網羅率を上げるために、「市区×求人」というキーワードを施策したページがそれぞれ必要だと、ここまで述べてきましたが、効果を最大限に発揮するにはコンテンツが充実している必要があります。

東海に特化した求人サイトで、「市区×求人」というキーワードを網羅するため、814ページをサイト内に生成したとして、それらのページに求人情報が掲載されていなければ、ユーザはそのサイト上でどのようなアクションを起こすでしょうか?

そもそも、Googleはそのような、内部SEOにのっとって下層ページを生成してはいるがコンテンツがまったく入っていないページの評価はしないのですが、

仮に「名古屋市×求人」というキーワードでそのサイトの下層ページにGoogleから直接たどり着けたとしても、そのページに求人情報が掲載されていなければ、ユーザは即座にそのページから離脱をします。即座に離脱をすれば、直帰率が高すぎる、またサイトなPVも低すぎる、またそんなサイトにはまた来ようと思わないのでリピート率も低すぎるというすべての数値においてGoogleから最低評価を受けることになるだけです。

Googleから(もはやGoogleからではなく訪問者という表現の方が正しい)の最低評価を避けるために、サイト内にて生成しているページにて、コンテンツが入っていないページに関しては、

「このページは、まだ情報が掲載されていない価値の低いページだから、Googleの検索結果から除外してくださいね」

とGoogleに対して予め信号を送っておくべきなのです。これをnoindex(ノーインデックス)施策と呼びます。SEO上でのインデックスという言葉の意味は、「検索エンジンに登録される」ことを意味しますので、その反対語であるnoindex(ノーインデックス)は検索エンジンに登録されないという意味になります。

閲覧してもらうだけの価値が無いページは、Googleとしてもそんなページにユーザを送り込みたくはありませんので、であれば、こちら側から先にGoogleに「価値が出たタイミング、つまり情報が入ったタイミングでまた検索結果に表示してね(インデックスしてね)」となっていた方が、ユーザにも、Googleにも優しい作りになるのです。

Googleの検索結果

ってことは、、、つまり?

求人サイトに来る人は、「エリア×求人」などのキーワードでGoogleで検索をしている。

エリアに関しては、市区レベルまで絞り込んで検索をしている→例:名古屋市×求人

それらのユーザをサイトに呼び込むために、市区×求人レベルのページを、サイト内検索ページとして用意をしてく必要がある

ただ、求人情報がほとんどない状態でキーワードの網羅率を上げる目的のみでページを置いておくだけだとかえって評価を落とす

求人掲載が無いページに関しては、noindex対策で、Googleの検索結果には表示はしないのが正しい

つまり、求人が存在しない市区のページは、Googleに拾われない。

だったら、求人情報をしっかりと集めて掲載して、Googleに拾われるようにする必要がある。

求人情報が増え、サイト内で扱う市区への求人の分布率が増えれば増えるほど、市区のページが検索エンジンに徐々に拾われるようになり、流入キーワードが増えていき、それに伴い訪問者が増え、反響(応募)が増える、という流れなのであります。

内部SEOの施策が先述の通りしっかりされているサイトであれば、求人数が増えれば、それだけキーワードの網羅率が上がり、流入経路も多くなるのですが、内部SEOの施策がされていない場合、求人をどれだけ増やしても、流入キーワードが増えないため、求人数に比例した反響数を獲得することが難しくなってくるのです。

ただ求人情報の数を担保すればよいかというと、送簡単ではありません。求人情報を充実させるために、ハローワークからの求人をスクリーニングしてサイト上に掲載すれば、求人数は増え、下層ページもGoogleの検索対象とはなるでしょう。ただ、質が伴っていない、ハローワークからのコピーコンテンツとして、これもかえって評価を落とす結果となる可能性もあります。

ですので、単純に求人情報が増えれば、反響(応募)も増える、というのは半分正しく、半分は正しくないという事なのです。質と情報量の両方がそろって初めて内部SEO施策と化学反応を起こすのです。

いかがでしょうか?長くなりましたが、この内部SEO施策も数ある施策の中の一つにすぎません。御社のサービスのSEOはどうですか?とお聞きいただくことがよくあるのですが、5分でさくっと語れるものではありません。

やはりこれらアルゴリズムの基本は、WEBをご担当いただくクライアント様にも、多少なりとも理解を頂くことで、大きな収益を生み出すポテンシャルを秘めているWEBサイトを運用する味合いというものを、より深く考えて頂けるのではないかと思います。

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